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部落問題資料室
NEWS & 主張
核廃絶へ1000万人署名が始動

「解放新聞」(2009.07.20-2428)

原水禁ら3者が集会
  核兵器廃絶・平和中央集会―2010年核拡散防止条約(NPT)再検討会議での実効ある合意をめざして―が5月23日、東京・全労済ホールでひらかれ、市民ら256人が参加した。主催は連合、原水禁、核禁会議。集会では、平和市長会議のとりくみ報告や被爆者からの訴えで核廃絶への思いを新たにし、集会アピールを採択した。また、3団体による1000万人署名もスタートし、会場でも多くの人が署名した。集会冒頭には、講談師の神田香織さんが講談「はだしのゲン」を披露した。
  被爆者からの訴えで、長崎県原爆遺族会の下平作江さんは、10歳で被爆し、母と姉、兄をなくしたこと、「きょう死のう。明日は死のう」と思いながら生きた。生き残った妹も後遺症などに耐えきれず命を絶った。被爆したときの街のようすを語り、「核と人は共存できない。平和とは、人のいたみのわかる心をもつこと。命は地球より重い。この苦しみは私たちだけにしてほしい。みなさん、すばらしい人生を」とむすんだ。
  報告では、平和市長会議会長でもある秋葉忠利・広島市長が同会議のとりくみについてのべ、核兵器廃絶には市民の参加が必要と提起。講演では黒澤満・大阪女学院大学教授が「核軍縮の歴史と展望」と題して、ブッシュ政権時代に核兵器削減が止まったことや、オバマ政権の動きを紹介した。高木剛・連合会長が、「核軍縮へ、来年のNPT再検討会議で議論を前進させなければならない。私たちも世論づくりにとりくもう」と署名達成を主催者あいさつでよぴかけた。

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