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部落問題資料室
NEWS & 主張
無償化で朝鮮高校を除外すべきでないと松本龍議員が質問

「解放新聞」(2010.03.22-2462)

 松本龍・衆議院議員(中央副委員長)は、3月5日の文部科学委員会で、川端達夫・文部科学大臣に対し、高校の無償化の問題で朝鮮高校を除外すべきでないと政府の見解を質した。

 松本龍衆議院議員(中央副委員長)は、これまで政治家をしてきて「教育の機会均等ということをしっかり自分の腹に据えて、これまでとりくんできました」
  「教育の場がない、子どもたちに教育の格差があってはならない、と考えている」としたうえで、「私は基本的に(高校の無償化からは)朝鮮高校を除外すべきではない、という立場」を表明した。そのうえで、「将来を担う子どもたちがしっかりと育っていく、等しく教育の場を与えていかなければならない」として、これまでの「日本と朝鮮半島の関係などを考え、胸に刻んでいかなければならないたくさんの事柄がある」と指摘。川端達夫・文部科学大臣の歴史認識も聞きながら、「やっぱり根幹は教育の機会均等」と訴えた。
  松本龍衆議院議員は、最後に「朝鮮高校が除外されることによって、得られるものよりも、失うものがはるかに大きい。これは日本という国のありよう、寛容度というのがひとつ試されている問題」と反対派にたいしても論陣を張りながら、川端文科大臣の見解を求めた。
  川端文科大臣は、「法のもとでしっかりと効果の出るような対応を省令でもしてまいりたい」「精一杯努力をする」と答えるにとどまった。


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