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部落問題資料室
NEWS & 主張
「野田市○○○○部落」などと
葛飾区内で、また大量差別落書が

「解放新聞」(2010.07.05-2476)

 【東京支局】「部落」「野田市〇〇〇〇部落」など、5月15日と下旬にかけて葛飾区内で同一犯と思われる大量の差別落書が見つかった。芸能人を誹誘したり企業を罵倒したりする内容の落書も含めて合計32か所で発見され、そのうち14件が部落にたいして侮辱の意思がこめられた差別落書であった。葛飾区では2月にも「部落」「ゴミ屋 エッタ!」などの差別落書事件(2464号掲載)が連続して起きている。

2月に続いて合計32か所で
 今回の大量差別落書事件は、5月15日、葛飾区職員から立石8丁目奥戸街道沿いの交通標識に「部落」の差別落書があると区役所に連絡があり、17日に区人権推進課と葛飾支部で現場を確認。近くに同様の落書がないかどうか見回ったところ、奥戸街道沿いの電信柱や電話ボックス、交通標識、駐車場入口柱、アーケード入り口の柱などにも差別落書を発見。さらに本奥戸橋から東立石緑地公園を通って平和橋に続く歩道の中川右岸フェンスにも「岐阜県 カッぺ 部落!」「野田市 〇〇〇〇 部落」などと書かれた差別落書が見つかった。続いて5月末にも中川の奥戸側フェンスに「岐阜県 カッぺ クソバカ 部落!」、中川河岸のコンクリートに「〇〇〇部落」という差別落書が2か所で発見された。
 葛飾支部は、2月に発生した差別落書事件にたいし、奥戸地域住民へ差別落書発生の事実と情報提供をなどの協力をよぴかける戸別配布のとりくみをおこなった。連続して発生する差別落書への怒りを抱えるものの、具体的な差別事象から地域住民が人権を学び、地域から人権意識の高揚を図っていくとりくみとして、今回の立石・東立石地区での連続大量差別落書事件にたいしても、啓発ビラの戸別配布をおこなう。


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