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部落問題資料室
NEWS & 主張
交流深め実践学習
豊かな活動めざして
第43回全国高校生集会で

「解放新聞」(2011.08.15-2531)

学び会ったことを地元にもち帰り運動に生かそう
  部落解放第43回全国高校生集会を8月2、3日に熊本市内でひらき、「なかまと知ろう! 伝えよう! 差別なき未来へ」をスローガンに、22都府県連から500人の高校生などが参加した。熊本での開催は20年ぶり。集会では各地の高校生活動の実践などを学習し、なかまとの交流を深めた。一人ひとりが集会の成果と課題をもち帰り、地域の高校生活動をより豊かでたしかなものにしようと誓い合った。
  初日は、能未テルサホールで全体会をおこなったあと研修室に移動し、高校生は4つに、引率者はヤングとアダルトの2つに分かれ、分科会をおこなった。2日目も分科会をおこない、意見交換や今後の課題を討議した。
  主催者あいさつで、組坂委員長は「2日間、友情を深め、互いに学びあったことを地元にもち帰り、今後の学園や地域での運動に生かしてほしい」と訴え、中川誠雄・熊本県連委員長が歓迎あいさつをおこなった。
  全体集会では「解放歌」斉唱と、「水平社宣言」朗読(南川じゅりさん・福岡)に続く開会行事のあと、岡田教育文化運動部長が基調提案。熊本県運の藤川美穂さんの地元報告に続き、11府県連の高校生が地元での活動報告や決意を語った。また、来賓の山本隆生・能末県教育長があいさつした。
  分科会では①部落解放運動②いまの自分だからできる解放運動③親の背中をみつめて、自分と向き合おう④反差別の心をもった仲間とのつながりをつくろう、の4つに分かれ、2日間にわたり報告内容についての討議やグループでの意見交換をおこなった。
  文化祭では、地元の北稜高校太鼓部が太鼓演舞、福岡県連の河西和也さんによるギター演奏がおこなわれた。

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