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部落問題資料室
NEWS & 主張
「よつのしょうもこういう性格だ」
佐久市で介護職員が差別発言

「解放新聞」(2012.02.20-2557)

 【長野支局】佐久市内にある公的福祉施設職員があからさまな差別発言をしたことが明らかになった。
啓発・研修のあり方を問う
  差別発言事件は、2011年10月9日午前10時40分ごろ、施設職員3人で精神疾患のある入所者Aさんの入浴介護のさいに、そのうちの職員一人がおこなったもの。Aさんが指示に従わなかったため、一人の介護職員がAさんにたいして「こういう病気の人は、こういう性格だ」とのべ、つづけて「よつのしょうもこういう性格だ」と発言した。別の介護職員一人がその発言を聞き驚いたものの、その場は介護を終了させ、その日の午後、所長に発言を報告した。
  所長が10月11日になって、差別発言をした職員から事実を確認し、明らかになった。
  佐久地区協議会では、差別語を用いた重大な差別発言であること、またその福祉施設では職員にたいする同和教育研修がまったくおこなわれていなかったことも明らかになったことから、佐久地域での部落差別撤廃に向けた啓発・教育・研修のあり方を問うとともに、いっそうの充実を求め、とりくみをすすめていくこととした。

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