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部落問題資料室
NEWS & 主張
無償化実現へ行動を
超法規的な朝鮮学校排除許さず

「解放新聞」(2012.03.05-2559)

 日本の「高校無償化」制度は、2010年4月にスタートした。しかし、朝鮮学校への制度適用については、その審査基準から当然適用するべきであるにもかかわらず、政府が2年近くも超法規的に停止している現実がある。法治国家の原則をふみにじる行為であり同時に差別そのものだ。朝鮮学校にかよう子どもたちは、昨年に続いて今年も制度から排除されたまま卒業式を迎えようとしている。なんとしても制度を適用させるため、文部科学省前を中心に毎週1回、抗議行動が展開されている。
  行動の主催は「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会。フォーラム平和・人権・環境も共催し、2月14日午後には、参議院議員会館で「卒業までに! 朝鮮学校に「高校無償化」実現を!! 2.14院内集会」をひらき、170人が参加した。昨年度の卒業生も含め、すべての子どもに「無償化」制度にもとづく就学支援金を支給させるため、闘い抜く決意を固めた。集会後は雨のなか、文科省前で抗議行動を展開し、要請行動も実施した。

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