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部落問題資料室
NEWS & 主張
宮崎市内で狭山事件の再審を訴える
曹洞宗青年会の仲間たちが

「解放新聞」(2012.05.07-2567)

 【宮崎支局】「狭山事件の再審を実現しましょう」「えん罪です。48年闘っています」-宮崎県内の曹洞宗青年会の仲間たちが2月6日、今年も宮崎市の中心街に出て、道ゆく人たちにビラを手渡し、訴えた。「狭山って何ですか」と尋ねてくる人もいたが、「48年もたったのですか。がんばってください」と応えてくれる人も多かった。
  この街頭行動の2週間前(1月24日)、青年会の人たちは、曹洞宗宮崎県宗務所人権学習会で「松本サリン事件からの教訓」という講演を受けた。警察の人権無視の取り調べやマスコミの犯人視報道など、狭山事件など他のえん罪事件にも共通している多くの問題を、松本サリン事件のえん罪被害者、河野義行さんから直接学ぶことができた。そのため、今回の活動は、例年に増して力が入ったとりくみとなった。
  街頭行動の前には、仲間たちのあいだで「布川事件や足利事件などえん罪が明らかになった」「狭山ももうすぐです、なぜ彼ら(検察)は証拠開示に応じないのか」「再審が開始されれば無実が明らかになる。がんばろう」と会話がすすんだ。
  街頭行動後も「石川さんの無実を獲得しよう」一「えん罪は石川さんの問題ではない。私たちにいつ降りかかってくるかわかりません。えん罪をなくすため、取り調べの可視化や、証拠の全面開示を制度化するとりくみを強めよう」など、確認しあった。

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