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部落問題資料室
NEWS & 主張
差別の現状や老朽住宅など
県が部落を視察研修

「解放新聞」(2012.08.20-2581)

 【熊本支局】県環境生活部が5月30日、阿蘇郡小国町で部落の現地視察研修を実施した。研修には、谷崎一・県環境生活部長、清原一彦・県人権同和政策課長らが参加。地元の小国町からは、澁谷洋典・住民課長、生田敬二・隣保館長らが参加、そして地元県連からは、中川誠雄・委員長と西川通孝・書記長が同行した。
  視察研修は、町内の教育集会所でひらき、秦竜也・小国支部長が結婚問題など、いまだに差別が残る地域の現状や集会所の建設をめぐる地域内の対立のことなどを話し、老朽化がすすむ近くの改良住宅などを視察した。そこでは、厳しい環境下での生活実態について説明をおこなった。
  つづく隣保館での話し合いでは、出席者から、子どもたちの学力を向上させるとりくみが大切であるなど、教育の重要性について意見がのべられた。
  研修を終えて、谷崎環境生活部長は、「今回、聞いた地域の実情を自分自身のこととして捉え、差別意識の解消に、より効果的な啓発・研修にとりくんでいきたい」と感想をのべた。

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