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部落問題資料室
NEWS & 主張
水平社発祥の地を訪ねて
御所市で15回目の人権ウォーク

「解放新聞」(2013.01.28-2604)

 【奈良支局】部落差別等撤廃と人権確立を目指す奈良県民会議(川口正志・議長)が12年12月8日、水平社発祥の地を訪ねて御所市内で人権ウォークをおこなった。
  今回は15回目で、近鉄御所駅をスタートし、江戸期に建てられた建物が残る御所まちをとおって、水平社博物館までを歩き、60人が参加。天理大学の吉田栄治郎さんの案内で、水平社運動や差別撤廃運動にかかわるスポットの説明をうけながら、2時間のコースを歩いた。
  当日はあいにくの雨天のなか午後1時に御所駅を出発。水平社創立メンバーの西光万吉や阪本清一郎らとつながりのあった、博徒・任侠団体「初嵐」一家の市公営墓地にある墓所と浄土宗真龍寺で、一家と水平社のかかわりを聞いた。一家は、明治期から昭和初期にかけて地域社会のもめごとの調停をする顔役を担っており、初代の今田丑松は差別事件の仲裁をするなかで西光、阪本と親交が生まれ、水国争闘事件でも仲裁にはいった。
  参加者は寒風のなか水平社博物館まで歩き、人権のふるさと公園のモニュメント(2582号既報)を見学し、柏原支部から豚汁とおにぎりをいただいた。

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