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部落問題資料室
NEWS & 主張

私は無実です
外国特派員協会で石川さんが訴え

「解放新聞」(2013.06.24-2624)

狭山事件を世界に発信
  石川さんの無実を訴える記者会見が6月13日午後、東京・有楽町の日本外国特派員協会でおこなわれた。外国人特派員が20人以上参加した記者会見で石川さんは「私は無実です」と力強くかたった。このとりくみは、IMADRの働きかけで実現したもので、石川さんのほか、狭山再審弁護団の中山武敏・主任弁護人、ニマルカ・フェルナンドIMADR理事長が同席。石川さんの無実の声が世界に発信された。記者からは、再審闘争の現状や国際的にみた代用監獄制度問題について質問がされた。
  石川さんは、日本には被差別部落があり、そこに生まれ育ったことを冒頭に発言。事件とは無関係であり、別件で逮捕されたこと、「取り調べに否認を続けたが、兄を逮捕するといわれた。「兄を逮捕しない。10年で出す」という警察との約束を信じて「自白」に応じたが「死刑判決」のあとで、兄にはアリバイがあったことを知った」とのべ、再審を求めて闘いがはじまったことを訴えた。

事件の注視を
  中山弁護人は、えん罪のおきる原因を代用監獄と、検察の証拠隠し、裁判所がウソの自白を見抜けず自白偏重の審理を指摘した。代用監獄は自白強要の施設だとのべた。
  ニマルカ理事長は、「IMADRは世界から差別をなくしていくために活動してきた。狭山事件の差別による不正義を解消するために、石川さんへの支援を続ける。世界から事件を注視してほしい」と訴えた。


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