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部落問題資料室
NEWS & 主張

「寺の檀家所在地」とし
ネット上にまた差別書き込み

「解放新聞」(2014.04.28-2664)
 【鳥取支局】「鳥取には全国部落解放協議会がありますか、ネットに載っていますよ」と、第71回全国大会直前の3月8日、県連事務所に電話による問い合わせがあった。
  電話をうけた職員は、「知りません」と答えながらネットを開いたところ、たしかに「全国部落解放協議会」という組織名称があり、「鳥取県における大谷派の被差別部落檀家の所在地」として県内の地区名が列記されていた。旧地区名が掲載されていることから、かなり古い資料をもとに悪用されていると判断した。しかも、これは鳥取の部落地名総鑑となるのではないかと心配し、さらに資料の入手がどこで、どのようにされたのか気がかりとなった。
  あとをたたないネット上の一連の差別書き込みとともに、今後の対応策を求めて全国大会の分散会で問題提起し、また、大会後、真宗大谷派解放運動推進本部にもこの案件の情報提供と問題解決に向けて協力依頼をした。
  県連としては、地元の寺院住職と県人権局に情報提供し、今後の対策を検討することにしている。ほかにもネット上には「部落地名総鑑」など悪質な書き込みがあり、即刻の削除が必要と考えている。

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