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NEWS & 主張
 「政治を変えよう」と
国会周辺と各地で集会
総掛かり大行動
「解放新聞」(2016.06.20-2767)
 「明日を決めるのは私たち―政治を変えよう!6・5全国総がかり大行動」が6月5日午後、国会周辺でとりくまれた。6・5全国総がかり大行動実行委員会の主催、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」のよびかけによるとりくみ。4万人の怒りと熱気が国会を包囲し、「参議院選挙で野党勢力の勝利で安倍政権を退陣に追い込もう」と声をあげた。同時刻、全国100か所で同じとりくみがあり、大阪では2万人が「戦争法の廃止」を訴えた。国会前集会には、東京都連、埼玉県連がとりくんだ。
  メインステージが設けられた国会正門前で、よびかけ団体を代表して法政大学教授の山口二郎さんは、「参議院選挙の争点はアベノミクスではなく憲法だ。憲法を守るのか変えるのか、いま、その瀬戸際にきている。参議院選挙では結果を出さなければならない。家族、友人、仲間に選挙に行こうと働きかけてほしい」と訴えた。また、音楽評論家の湯川れい子さんは、「80歳になる。50年前、ビートルズが来た。彼らは「平和に生きよう」と歌っていた。いまの社会は危険極まりない。戦争を知らない男たちが自分の立場と経済だけを考えている。参議院選挙に勝つために、1人で3人に声をかけてほしい」と訴えた。ジャーナリストの高野孟さんは「私も70歳をこえたが、無責任にこんな世の中を残して死ねるかという思いだ。見わたすと7割がシニア世代。みなさん、もう一度奮起しよう」とよびかけた。そのほか、多くの市民の発言がつづいた。
  集会まとめで実行委の高田健さんは、「6月19日には、国会前行動がある。その日は、沖縄で県民集会がひらかれる。沖縄と呼応した大集会に参加を」とよびかけた。
  近畿・東海・北陸ブロックで講演した山口二郎さんは「自己愛の強い幼児的なリーダーが権力を持ち、ウソ・デマ何でもありの好き放題で、日本は戦争のできる国になりつつある。戦争のできる国は事実を覆い隠し、個人を国策実現の道具にして、自由をどんどん狭める。それを止めるため参院選は重要。いま安倍首相は「改憲」をいわないが、選挙に勝てば前面に出してくるのは必至」と力をこめた。▽これまでの安倍政権への警戒心から憲法擁護派が急増▽無党派層は安倍政権をよく思っていない▽32の1人区では野党統一候補が実現した、とし、「野党が勝つには、とにかく投票率を上げること」と訴えた。

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