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NEWS & 主張
近畿、東海、北陸の青年が交流会
学ぶ機会、仲間との出会い大切に
「解放新聞」(2017.01.23-2795)
 第3回近畿・東海・北陸ブロック青年交流会を12月17、18日に和歌山市の同和企業センターでひらき、8府県61人が参加した。
  地元歓迎あいさつで、和歌山県連の藤本哲史・委員長が「昨年末に「部落差別解消推進法」が成立した。これからの運動を担う青年のみなさんが、具体的な課題でどうとりくみをすすめていくのか、おおいに論議してもらいたい」と激励。
  つづいて、ブロック議長で、奈良県連の川口正志・委員長が記念講演。川口議長は、「運動は義務ではなく使命。部落解放運動に関心をもってもらう情況を創り出すことが重要で、これまでの運動の良さを継承・発展させてもらいたい」として、県連発足時のみずからの体験をもとに「青年時代の経験を生かすことで、これからの運動のリーダーとして活躍してもらいたい」と期待を込めて、参加者によびかけた。
  記念講演ののち、参加した府県連青年部からの活動報告をもとに意見交換。共通する悩みは青年の減少と人材不足だが、継続した活動が重要と再確認した。また、特別報告として、鹿児島県連、熊本県連の青年部から、九州ブロックとしての青年部の活動や、熊本地震と復興のとりくみが報告された。とくに県連青年部だけでは運営が困難であった全青分科会のとりくみを契機に代表者会議や、キャンプ、全青・全高の分科会企画を担当しているなど、具体的な活動の報告があった。この報告のなかでも、青年の減少、人材育成という共通の課題が取りあげられた。
  2日目は市内の岩橋(いわせ)地区のフィールドワークで、共同作業所「ピーンズわかやま」の納豆工場を見学。福島隆志・岩橋支部長から地区の歴史や、共同作業所の建設にいたる経過などの説明を受けた。
  交流会の最後に、兵庫県連の辻川智徳・青年部長が「交流会は学ぶ機会。仲間との出会いが大切。2年に一度の開催だが、継続してとりくみ、それぞれの青年部の強化につなげていきたい」とまとめた。

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