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NEWS & 主張

新証拠の意義を説明~福江鑑定などを新裁判長に
狭山事件・第35回三者協議

「解放新聞」(2018.01.29-2844)

 狭山事件の第35回三者協議が1月22日、東京高裁でおこなわれた。後藤眞理子・裁判長に交代して以降初めてとなる三者協議。証拠開示関係で協議したほか、1月15日に提出した新証拠である福江鑑定と魚住意見書について、弁護団が説明をおこなった。検察官は、これらの新証拠に反証、反論するかどうかは検討中、とした。

 福江鑑定は、脅迫状が石川一雄さんとは別人の筆跡であることをコンピュータを使った最新の方法で明らかにしたもの。

 魚住意見書は、石川さんの逮捕を理由づける筆跡鑑定となった、上申書(63年5月21日付け)と脅迫状とを比較した警察の筆跡鑑定の中間回答が誤りであり、逮捕するための恣意的な鑑定だったことを明らかにした新証拠だ。

 次回の三者協議は、5月中旬の予定。

 三者協議には、弁護団からは中山主任弁護人、中北事務局長をはじめ、小林、横田、青木、近藤、河村、小島、指宿、平岡、高橋、宇都宮の各弁護人が出席した。三者協議後は、新証拠について記者会見をおこなった。

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