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生けるものすべて平等〜高野山で差別戒名追善法会ひらく

「解放新聞」(2018.06.11-2862)

 高野山真言宗総本山金剛峯寺が5月7日午前、雨のなか和歌山県の高野山大伽藍金堂で第35回萬民平等差別戒名追善法会を営んだ。組坂委員長をはじめ、部落解放・人権研究所、和歌山県連、和歌山人権研究所などの代表が参列した。

 中西啓寶・高野山真言宗管長/総本山金剛峯寺座主が導師を勤め、長谷部真道・総務部長が「真心こめて般若理趣経をお唱えした。生きとし生けるものすべては平等と書かれたお経だが、歴史のなかで取り返しのつかない深い過ちを犯した。深く深く懺悔し、御霊を末永く追福する。限りある命の愛しさ、切なさ、辛さを知れば、傷つけることはできない」と、宗団代表あいさつ。参列者代表で、組坂委員長が、心温まる法要と中西啓寶・中央実行委員会会長の「推進法」成立への尽力にお礼をのべた。

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