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2019年度「人権セミナー」(全5回)はじまる
兵庫

「解放新聞」(2019.08.26-2920)

 【兵庫】2019年度「人権セミナー」(全5回)がはじまった。第1回は5月18日午後、神戸市・のじぎく会館でおこなわれ、24人が参加。「メディアとジェンダー―ジェンダーで読み解く現代社会―」をテーマに、ひょうご部落解放・人権研究所所長の石元清英さんが、男女平等社会の実現に向けて、社会的な性別役割分担の問題に迫る講演をした。主催は同研究所。

 世界経済フォーラムが発表している「ジェンダー・ギャップ指数」(「男女平等ランキング」ともよばれる)で日本の順位を学生に聞くと「20位、25位くらい」と回答し、「110位(2018年)」という現実を聞いて驚くエピソードを紹介するところからはじめた石元さんは、「男女平等が、どれだけかけ離れているか(学生は)学んでいない」ことを指摘。女性解放運動の歴史をふり返り、参政権などがなかった1848年の第1波フェミニズム(女性権利大会)から解説した。そのうえで、新聞記事を材料に「男が主」「女が従」と描かれたり、女性には「母親役割の強調」をしたり、男は名字でよぶが女性の場合はしたの名前でよぶことをあげ、こういう文化にどっぷり浸かっていることを、わかりやすく示した。

 「機会は平等になったが、結果の平等につながらない。女性が活躍できる環境が整っていない」と石元さんは日本社会の問題点を指摘した。そして「足もとを点検して自分のまわりの人間関係をどう気持ちのいいものに変えていくのかが人権教育・人権啓発の実践的な課題だ」とのべ、とりくみの方向性を示した。

 次回は9月28日(土)午後2時から神戸市・のじぎく会館ふれあいルームで、大阪市立大学人権問題研究センター特任准教授の齋藤直子さんが「被差別部落と結婚差別」をテーマに語る。参加費は一般800円。申し込み先=☎078・252・8280

 

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