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美里町で20人がフィールドワーク 〜差別墓石の供養塔
埼玉

「解放新聞」(2019.10.21-2927)

 【埼玉支局】 児玉郡市解放教育研究会連絡協議会は9月1日、美里町の萬霊供養塔と猪俣百八燈のフィールドワークにとりくみ、教員や部落解放同盟員ら20人が参加した。

 最初に訪れた萬霊供養塔では、参加者全員で献花・焼香をおこない、死後にまでおよぶ部落差別の歴史的事実を後世に伝え、二度と過ちをくり返さないことを誓った。美里町では1991年、差別墓石を放置することは差別の再生産につながる恐れがあることから、行政と町仏教会、部落解放同盟の三者で協議を重ね、散在する差別墓石を1か所に集めて合同安置し供養塔を建立。町仏教会が隔年で追善法要をおこなっている。

 このあとは、1973年まで部落の子どもたちが排除されていた「猪俣の百八燈」の現場を視察した。百八燈は毎年8月15日、猪俣地区の堂前山尾根に築かれた百八基の塚に灯をともす盛大な行事で、地域内の6〜19歳までの子どもや青年たちがすべて仕切り、大人の介入がないのが特徴。この行事に部落の子どもたちが参加できないのは差別だと立ちあがり、話し合いの結果、すべての子どもたちが参加できるようになった。

 鈴木俊美・会長は「地元にはさまざまな差別の歴史がある。今後もフィールドワークを通して歴史を学び、学校現場や地域での同和教育に生かしてもらいたい」と話した。

 

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