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NEWS & 主張

地域越え太鼓のつどい〜新センターを鼓童館に
滋賀

「解放新聞」(2019.12.09-2934)

 【滋賀支局】 増改築された愛荘町・山川原地域総合センターで10月19日、第20回交流ふれあい太鼓のつどいがひらかれ、80人が参加した。主催は山川原地域総合センター運営委員会。地元の杉本太鼓商と正木太鼓店が協力した。

 山川原の伝統工芸品である太鼓を核に交流をすすめ、福祉と人権のまちづくりをすすめようと、太鼓のつどいは毎年ひらかれている。増改築を機に総合センターの愛称を募集し、太鼓にちなんで「鼓童館」と命名した。

 つどいには、山川原地区の近隣10自治会(4自治会は彦根市)の代表者や、愛荘町・彦根市の行政関係者が参加。隣接する他市町の自治会と一緒になってとりくむ事業は、この太鼓のつどいだけであり、きわめて珍しい。

 県内では、いくつかの被差別部落で和太鼓の製造がおこなわれてきた。しかし、現在でもおこなっているのは山川原地区の杉本太鼓商と正木太鼓店だけ。誇り得る太鼓をキーワードとして人権と福祉のまちづくりをすすめようと太鼓のつどいがはじまり、今年で20回目となった。

 オープニングのアトラクションは山川原地区の子どもたちが通園している愛荘町立つくし保育園5歳児による太鼓演奏からはじまった。つぎに太鼓集団「鼓都(こと)」の太鼓演奏。センターの事業としてスタートし、近隣の子どもや高校生なども参加する太鼓集団として育った。現在では近隣の市町などのイベントからも声がかかり演奏活動をしている。

オープニングイベントですばらしい太鼓演奏をおこなった「鼓都」のメンバーと愛荘町立つくし保育園5歳児の園児たち(10月10日・滋賀県愛荘町)

オープニングイベントですばらしい太鼓演奏をおこなった「鼓都」のメンバーと愛荘町立つくし保育園5歳児の園児たち(10月10日・滋賀県愛荘町)

 

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