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浄土真宗本願寺派と懇談会〜「旃陀羅」を反省
大阪

「解放新聞」(2019.12.16-2935)

 【大阪支局】 府連と浄土真宗本願寺派大阪教区との懇談会が11月6日、大阪市中央区・津村別院でひらかれた。府連からは村井康利・書記長はじめ執行部、本願寺派からは山本政秀・教務所長、小倉雅昭・教育委員会委員長、神戸修・人権社会部会部長らが出席。2部の懇親会には赤井隆史・委員長、高橋定・副委員長も参加した。

 村井書記長は「推進法ができて3年になるが、ネット上にはいまも差別が氾濫している。国・自治体のとりくみとともに、市民レベルでのとりくみが重要」とあいさつ。山本所長は「御同朋の社会をめざしていこうと過去帳はじめ名簿の取り扱い、み教えと差別の現実、人権・差別問題について学びを深めている。さらに学びを深め、差別、被差別からの解放をめざしていきたい」とのべた。

 ついで村井書記長が部落問題の今日的な課題について報告。法務省が部落の地名を明示するサイトの削除要請などネット対応を強化する姿勢を示しているが、なかなか削除されない現実があることをふまえて、差別禁止、人権侵害救済の法整備の必要性を訴えた、。

 神戸部長は、学習・啓発のとりくみとともに、部落解放同盟が問題提起していた「旃陀羅」問題にたいする宗派の考え方などをまとめたパンフレット『み教えと差別の現実』について報告した。

 「旃陀羅」とは、古代インドでカースト制度の外に置かれた被差別民のこと。経典や解説書のなかで「旃陀羅の性質は凶悪で母を殺しても何とも思わない」「旃陀羅は穢多の身分を表すものである」などと説かれ、これは経典の注釈書などで受け継がれ、1960年代になっても点検・改訂されず出版されてきた経緯がある。

 『み教えと差別の現実』では、「経典の権威によった差別的な布教がおこなわれ、部落差別を温存・助長する用語として「旃陀羅」を利用してきたことを厳しく反省しなければならない」などとしている。

 

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