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NEWS & 主張

識字の継承と発信を展望して 〜2019年度よみかき交流
和歌山

「解放新聞」(2020.03.02-2945)

 【和歌山支局】 2019年度よみかき交流会が1月25、26日、和歌山県白浜町内のホテルでひらかれ、16識字学級や教育文化運動部69人、行政をあわせ100人以上が参加。県生涯学習局の松本泰幸・局長が主催者あいさつをした。

 1日目、体験発表「新宮識字学級『昔』『今』」を新宮識字学級の松根洋子さんと磯﨑美幸さんが発表。40年前に杭ノ瀬識字教室に学びにいき、新宮初の識字学級をはじめた「昔」、子どもたちとの交流を願い、よみかき交流会で子ども会と一緒に勉強していると聞いて子どもと学んでいる「今」を語った。杭ノ瀬識字学級の入江寛子さんは実践発表「私たちの居場所」で識字学級の講師になったことや「識字学級の火を消さない」を合言葉にみんなで集まっていることを報告。

 2日目は、各分散会司会者が、識字学級は文字を学ぶだけではなく人生で大切なことを学ぶ場でもあり、高齢化がすすむなか若い世代に受け継いでいくことが今後の課題だと報告。2つ目の研修で、大阪教育大学教職教育研究センター長教授の森実さんが「いまこそ識字の発信を」をテーマに講演した。全国で34か所あり和歌山県にはない公立夜間中学校を、ぜひ開設されたいこと、日本と韓国の識字学習者が昨年、福岡で交流し話し合った内容をソウルで発表し「日韓識字学習者共同宣言」を出したことなど、今後の展望を語った。会場で展示している各学級の作品をスクリーンに映しながら説明すると、参加者から「自分たちの作品が画面に映しだされ、嬉しかった」と声があがった。最後に、「自分たちのやってきたことの意味をふり返ってさらに歩んでいってほしい」と言葉を贈った。

 堂本敦也・県生涯学習課課長が「2日間のよみかき交流会は和歌山県だけだと思う。識字教育推進のとりくみを続けていく」とのべ、来年のよみかき交流会での再会を期して、閉会した。

各識字学級からの学習資料や作品も展示された(1月25日・和歌山県白浜町)

各識字学級からの学習資料や作品も展示された(1月25日・和歌山県白浜町)

 

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