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NEWS & 主張

団結を固め新たな闘いへ 〜第79回全国大会

「解放新聞」(2022.06.25-3031)

新役員を代表し、とりくみの決意を語る西島委員長(6月9日・東京)

新役員を代表し、とりくみの決意を語る西島委員長(6月9日・東京)

  全国水平社創立100周年の部落解放同盟第79回全国大会を6月8、9日、東京・日本教育会館でひらき、32都府県連419人の代議員・中央役員が出席。中央執行委員長として24年間闘いをけん引した組坂繁之・委員長が退任し、西島藤彦・委員長―赤井隆史・書記長を軸とする新体制がスタートした。(詳報次号)

 ロシアのウクライナ侵略を契機にした憲法改悪・軍事大国化策動が続くなか、全国水平社が戦争協力を余儀なくされた痛恨の歴史をふまえ、差別と戦争に反対する協働の闘いを断固すすめること、狭山再審の勝利、差別糾弾闘争の強化、差別と貧困・格差が深刻化するなかでの「部落差別解消推進法」活用、「人権侵害救済法」制定―包括的な人権の法制度確立、参院選の必勝など、全国水平社100年の闘いをふまえて運動を前進させる全力での闘いを誓い、運動方針や予算を決め、大会宣言を採択した。

 西島委員長は「山積する課題に真正面に向き合い、チームワークとフットワークを活かし、とりくむ」と新役員を代表し決意表明。「推進法」活用や救済法制定の闘いを訴えるとともに、狭山再審の実現へ「大きな世論の獲得に力を」と強調。「それぞれの能力を結集し、なんとしても一歩一歩実現したい」と語った。

 1日目には、西光万吉文化・平和活動奨励賞の第1回授賞式もおこなった。

今期で退任した組坂委員長(右)に花束を贈呈。今期で退任した原中執にも花束を贈呈した(6月9日・東京)

今期で退任した組坂委員長(右)に花束を贈呈。今期で退任した原中執にも花束を贈呈した(6月9日・東京)

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