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統一教会の課題に迫る 〜2・11集会、カルトは人権問題と鈴木さん
徳島

「解放新聞」(2023.03.05-3057)

「統一教会と人権」をテーマにジャーナリストの鈴木エイトさんが講演(2月11日・徳島市)

「統一教会と人権」をテーマにジャーナリストの鈴木エイトさんが講演(2月11日・徳島市)

 【徳島】 2・11「日の丸・君が代・天皇制」を考える徳島集会が2月11日午前、徳島市内のホテルでとりくまれ、90人が参加。「統一教会と人権」をテーマにジャーナリストの鈴木エイトさんが講演した。

 主催は、徳島県連、部落解放徳島県共闘会議など5つの団体で構成する同集会実行委員会。

 岩生大治・集会実行委員長の開会あいさつに続き、講演をおこなった鈴木さんは、統一教会と財産や労働力を搾取され教団のために消費される信者たちの実態や、安倍政権以降、より深く国政や地方自治の場に介入していった教団の姿を動画なども交えながら報告。また、政治を監視するマスメディアの姿勢についても言及し、政治や議員とのつながりを可視化し市民に広く知らせる役目が、近年は忖度(そんたく)やクレームを煙たがり面倒だと考える姿勢のなかで、まったく果たされてこなかったと厳しく指摘。すでに終わったことではなく追及を強めなければならないと強調した。およそ20年にわたって教団の活動や教団と安倍政権の関係について取材活動をおこなってきた鈴木さんは、終わりに「カルトは人権問題、社会からすてられた人をつくらないという視点があらためて重要となるのでは」と参加者に投げかけた。会場からも多くの質問や感想が寄せられ、政治や教育などの課題について論議を深めた。

 庄野昌彦・立憲民主党徳島県連代表(県議会議員)が閉会あいさつし、会を終えた。

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