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NEWS & 主張

共闘会議が全国交流 〜実践を報告し運動の強化へ

「解放新聞」(2024.01.15-3088)

実践を交流し運動強化をよびかける西島藤彦・全国連絡会議長(2023年12月14日・鳥取県鳥取市

実践を交流し運動強化をよびかける西島藤彦・全国連絡会議長(2023年12月14日・鳥取県鳥取市

 部落解放共闘第40回全国交流会および部落解放地方共闘全国連絡会議第40回総会を昨年12月14、15日、鳥取市のホテルニューオータニ鳥取でひらき、23府県共闘から86人が参加した。中央本部からは片岡副委員長が出席した。交流会では、各地の実践を報告し合うとともに、包括的な人権の法制度や狭山事件の再審開始を求めるとりくみを強めていこうと誓い合った。

 あいさつで西島藤彦・全国連絡会議長は、「混迷する社会情勢だが、経験を交流し議論を深め、各地でさらに具体的なとりくみを」と提起。地元歓迎あいさつを津川俊仁・鳥取県連委員長、来賓あいさつを北野眞一・連合副事務局長、片岡副委員長がおこなった。

 鳥取県の採用選考について、鳥取労働局の安田昭二・地方職業指導官が特別報告。公正採用選考人権啓発推進員設置促進や違反企業への対応などを説明した。

 地方共闘からは、群馬、愛知、和歌山、岡山、香川、大分が報告。京都から、採用選考に関する大学生らへのアンケート調査を実現させた経過を報告し、課題を共有した。

 記念講演を下吉真二・鳥取県連書記長がおこない、この数年に県内でおきた差別落書、差別投書を報告。自身を名指しされた投書が長年、家族に大きな心理的負担をかけていること、差別事件があとをたたないことを訴え、原告として闘う鳥取ループとの裁判闘争への決意ものべた。

 総会では活動方針を小林美奈子・事務局長が提案。参加者から、若手への教宣や地方組織の強化などの意見が出され、検討することとした。

 活動報告、活動方針などのほか、西島議長をはじめとする新役員を承認した。

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