pagetop

NEWS & 主張

「同宗連」が総会〜新議長教団に高野山真言宗、連帯を深め前進を

「解放新聞」(2025.05.05-3137)

 『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議は4月15日午後、東京・曹洞宗檀信徒会館(東京グランドホテル)で第45回総会をひらき、62教団の代表が出席した。部落差別をはじめ、いっさいの差別解消に向けて事業計画などを決め、活動の決意を新たにした。高野山真言宗が第23期議長教団となり、藤本善光・議長、雨貝覚樹・事務局長をはじめとした新役員が就任した。

 新しく就任した藤本議長は、「40数年におよぶ、差別解消の活動、また、現在の多様化する差別問題にたいして、「同宗連」の活動をなおいっそう推進していかなければならない」と決意を語り、「さらなる連帯をもって「同宗連」活動にご支援、ご協力を」とよびかけた。

 第23期事業計画は▽「同宗連」の目的に沿って、加盟教団の相互理解と連帯活動を深めるとともに、未加盟教団への働きかけを強化する▽宗教教団(者)としての差別解消に向けた自己変革と、その意思表示をおこなうための「同宗連」活動の充実をはかる▽部落解放・人権政策確立要求運動をはじめ、人権確立のための運動を自己課題として、積極的なとりくみ体制を整備し活動をすすめる、を「重要活動方針」とし、それぞれ2025年度事業計画に内容を盛り込んだもの。

 部落解放同盟は西島委員長と大西中執が出席。西島委員長が、インターネット上の差別情報、「情プラ法」施行、包括的差別禁止法、狭山第4次再審の課題を中心に報告し「一切の差別を社会からなくす大きな役割を」と来賓あいさつした。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)