【滋賀支局】 滋賀県ＪＲ線人権啓発推進連絡会が３月19日、近江八幡市の八幡こどもセンターで、２０２４年度学習会をひらいた。

　連絡会は、ＪＲ西日本の駅や車内で差別落書事件が続発したことを受けて県やＪＲ西日本、県連などで１９９５年に結成。学習会を毎年ひらいており、今年は、２０２１年にＪＲ近江八幡駅などで差別落書が発見されたことから、落書に書かれた地域を知ろうと、産業を体験し、フィールドワークもおこなった。

　学習会では、ヒューマンネットワーク八幡の嶌本博益さんが講演、八幡町でとりくまれてきた部落解放運動や、町内の皮革産業について学んだ。

　フィールドワークでは、手縫い靴の工場や、部落解放・同朋運動をすすめた願通寺などを歩いた。レザークラフト体験では、ヒューマンネットワーク八幡でひらいているレザークラフト教室の講師である嶌本憲治さんの指導で、手縫いの革財布づくりをおこなった。