「解放新聞」(2025.08.15-3147)
第51回部落解放文学賞の表彰式を7月26日午後、大阪市内のホテルでひらき、識字、記録・表現、詩、小説、児童文学、戯曲、評論の各部門の入賞者、選者など64人が参加し、入賞を祝った。創設から、人間解放に向かうすぐれた作品を送り出してきた賞の意義を確認し、いっそうの発展に向けて思いを共有した。部落解放文学賞実行委員会主催。
鎌田慧・代表(ルポライター)は「部落解放文学賞は、民衆の潮流を創り、新たな歴史を創る崇高な任務を背負っている」と語り、識字作品や、獄中で学んだ狭山事件の石川一雄さんも紹介して人間解放に向けた意義を強調。「第51回もすばらしい作品が受賞した。文学賞は部落解放だけではなく、言葉をもたない、書く場をもたないさまざまな人の場となり、新たな文化に光を与えていき、今後も100回に向けて継続し、発展させていこう」と訴えた。
第51回は、応募63作品のなかから、部落解放文学賞には識字、詩、小説、児童文学、戯曲、評論の部門の7作品、佳作には詩、児童文学、戯曲、評論の部門の8作品が入賞した。
表彰式では、鎌田代表が入賞者に表彰状を授与し、記録・表現部門と識字部門では野村進さん、詩部門では細見和之さん、小説部門では佐伯一麦さん、児童文学部門では岩瀬成子さんと二宮由紀子さん、評論部門では細見和之さん、の各最終選者が選評。各入賞者から「受賞の言葉」を受けた。(詳報を予定)
第52回の応募締め切りは10月31日(当日消印有効)。
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