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NEWS & 主張

ネット上の人権侵害規制にとりくむと〜被爆の実相テーマに講演も
奈良県民集会

「解放新聞」(2025.10.15-3153)

 【奈良支局】 部落差別等撤廃と人権確立を目指す奈良県民集会を7月30日、橿原市の橿原文化会館でひらき、同盟員はじめ900人が参加した。主催は自治体や労働組合、民主団体などで構成する部落差別等撤廃と人権確立を目指す奈良県民会議(議長=伊藤満・奈良県連委員長)。7月の「差別をなくす強調月間」のしめくくりとしてひらかれているもので、差別の現実をとらえ、ネット上の人権侵害情報のすみやかな削除や規制に向けとりくむ、などの基調を確認した。

 広島・平和記念公園に設置された「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんの甥(おい)、佐々木祐滋さんが記念講演。禎子さんが被爆の10年後、12歳で原爆症を発症し、快復を祈って鶴を折りつづけたことを紹介し、「生きたくても生きられなかったたくさんの命があったことをいま一度、思い返してほしい」と語った。

 集会では、第27回「私の見た人権」フォトコンテストの入賞作を表彰、奈良人権文化財団による第12回奈良人権文化選奨の表彰では、解放保育推進に尽力し選ばれた辻本節子・県人権保育研究会顧問が、「88歳のいまも夜間中学校で生徒さんとがんばっている。生涯現役をめざす」とのべた。

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