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「再審法」改正へ声あげよう〜えん罪の教訓から早期にと
兵庫

「解放新聞」(2025.10.25-3154)

坂本三郎・兵庫県連委員長が狭山第4次再審の現状を報告し、世論喚起をと訴えた(10月4日・神戸市)

坂本三郎・兵庫県連委員長が狭山第4次再審の現状を報告し、世論喚起をと訴えた(10月4日・神戸市)

 【兵庫】 「秋の国会で再審法改正を! もう待てない!再審法改正をめざす兵庫県民集会vol.2」が10月4日、神戸市内の兵庫県弁護士会館でひらかれ、およそ120人が参加。県や自治体議員などの出席もあった。兵庫県連からは坂本三郎・委員長らが参加した。

 主催は再審法改正をめざす兵庫県民プロジェクト。同プロジェクトは今年4月に立ちあげられ、6月には第1弾となる集会を開催したほか、県内自治体にたいして「再審法」改正を求める意見書採択運動にもとりくんできた。9月末時点で県内16市町が意見書を採択したことも集会で報告された。

 集会では、7月に名古屋高裁金沢支部が検察官の控訴を棄却する判決を出し、再審無罪が8月に確定した福井中学生殺害事件について、同事件再審弁護団の端将一郎・弁護士が審理の経過と再審無罪から明らかになった「再審法」改正の必要性について講演をおこなった。

 兵庫県内外で再審開始を闘うえん罪事件についての報告では、狭山第4次再審について坂本委員長が、「発見」万年筆インクをはじめ、石川一雄さんの無実を証明する新証拠を解説しながら、一日も早い鑑定人尋問の実現に向けて関心をよせてほしい、とよびかけ。兵庫県連を中心としたとりくみも紹介した。

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