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県初のピーススクール〜委員長が人権で講演し
広島

「解放新聞」(2025.1205-3158)

東京を離れた初のピーススクール2日目に「人権」の課題で講演した中村修司・県連委員長(10月4日・広島市)

東京を離れた初のピーススクール2日目に「人権」の課題で講演した中村修司・県連委員長(10月4日・広島市)

 【広島支局】 平和フォーラムが毎年ひらくピーススクールが初めて東京を離れて10月3~5日、広島市内の自治労会館でひらかれ、北海道から鹿児島まで20~30代の44人が参加した。

 1日目は二つの課題でワークショップをおこなった。「憲法」について河上暁弘・広島市立大学教授が、「原水禁・原発」について金子哲夫・原水禁共同議長が問題提起。河上さんは「社会に役に立つ人間」ではなく「人間に役に立つ社会」をいかにつくるかとの視点を、金子さんは「核と人類は共存できない」との立場に至った経緯を強調した。

 2日目は「安全保障・軍拡」について磨島昭広・鹿児島県護憲平和フォーラム事務局長が、「人権」について中村修司・部落解放同盟広島県連委員長が、それぞれ講演した。磨島さんは、鹿児島の自衛隊基地や米軍を含めた演習場や原発の立地する現状を報告。中村さんは、日本は個別人権課題に関する理念法のみで包括的差別禁止法が存在しない現状、「人権教育・啓発推進法」以降の部落差別認識の希薄化を問題提起した。午後からは、高校生平和大使、高校生1万人署名活動メンバー、元高校生平和大使の大学生らが案内役を務めて、平和公園内をフィールドワークした。

 3日目、10年ぶりに広島でひらかれた「世界核被害者フォーラム」に参加した。

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