
「解放新聞」(2026.3.15-3169)
「全国部落調査」復刻版出版事件第2次訴訟の第1回口頭弁論が2月25日午後、東京地裁(民事第31部、堀内元城・裁判長)でおこなわれた。被告Mが執拗に妨害するなか、千葉、静岡の個人原告二人が意見陳述した。身元調査の材料となり差別を拡散・助長する復刻版等の差し止めを訴えた。
千葉からは、自身と子どもの結婚差別体験と、Mによる復刻版や「部落探訪」(現・「曲輪クエスト」)での部落さらしの実態を陳述。静岡からも、75年発覚の「地名総鑑」事件から、自宅が撮影された「部落探訪」事件まで地元の差別事件を陳述した。最後に指宿昭一・弁護士が第1次訴訟につづく本訴の意味を説き「精査し、公平な判決を」と訴えた。
次回(4月17日)以降は、非公開の弁論準備の予定。
Mは「(意見陳述を)聞いている暇はない」と最初にのべながら、退廷命令が出るまで延々と陳述を妨害。「意見陳述はMへの人権侵害」と居直って陳述の開始を妨げ、陳述中も随所に割って入り「これ(陳述)は裁判に何の意味がある」などと原告、裁判官を侮辱した。
報告集会(弁護士会館)には31人が参加。赤井書記長が司会を務め、弁護士4人が▽民事裁判は「弁論の全趣旨」を判決に反映できる。Mの散々たるありさまは十分裁判所に伝わった▽粛々と勝訴まですすめようと報告した。個人原告が決意表明し、片岡副委員長が「各裁判で一つずつ着実に上乗せして勝ち、Mを追い詰めている。厳しく闘いつづけ勝利しよう」とまとめた。

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