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NEWS & 主張

脱原発社会と平和実現を~東電福島原発事故15年
とめよう原発3・7全国集会

「解放新聞」(2026.4.5-3171)

反原発を訴え渋谷のスクランブル交差点をデモ行進する東京都連の参加者(3月7日・東京)

反原発を訴え渋谷のスクランブル交差点をデモ行進する東京都連の参加者(3月7日・東京)

 【埼玉支局】 東京電力福島第一原発事故から15年を前に「東電フクシマ原発事故から15年 とめよう原発3・7全国集会―持続可能で平和な社会を」が3月7日、東京・代々木公園でひらかれ、8500人が参加。部落解放同盟も参加し、狭山事件の事実調べ・再審開始を求める宣伝活動と署名への協力をよびかけた。

 主催は3・7脱原発全国集会実行委員会。

 主催者あいさつでルポライターの鎌田慧さんが「高市首相は原発再稼働を加速させていくといっているが、原発を稼働させないのが一番安全。15年を契機に脱原発社会を一日も早くつくるため、いろいろな人たちと手をつないで運動を広げていこう」と訴えた。メインスピーチをおこなった盛岡大学の長谷川公一・学長は「東電福島原発事故を忘れないことは、脱原発の決意を新たにすること。事故は人災で、東京電力と日本政府が引き起こした犯罪。昨年9月の「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」控訴審で証言した。事故に関する訴訟で被災者支援の立場から証言した学長は1人。当たり前のことを発言する大学のリーダーが日本ではいかに少ないか」とのべ、「政府は原発維持のため新規建設をすすめる新たな優遇制度を始めようとしている。巨額の原発新設コストを電気代に上乗せし、国民に負担させる政策だ」と厳しく批判した。

 原発事故被害者団体連絡会の武藤類子・共同代表は、「15年であんなにすごい原発事故が忘れられ、「新エネルギー基本計画」は原発を最大限活用していくと決め、原発再稼働がすすめられている。原発事故の反省と教訓はどこへいったのかと暗澹あんたんとした気持ちになる」とし、「柏崎刈羽原発(新潟)再稼働には深く憤りを感じる。事故は収束しておらず経営陣は責任をとらない。その東電が原発を動かすことは、耐えがたいほどに愚かで許せない」と怒りをぶつけた。また、「福島イノベーションコースト構想では、ロボットやドローンなど軍事転用可能な技術開発が莫大な予算のもと、おこなわれている。東北は新たな核の植民地になるのではないか。核や原発の時代を終わらせ、平和な世界をつくろう」とよびかけた。このほか、柏崎刈羽原発再稼働の是非を考える新潟県民ネットワーク、福島原発訴訟原告団、福島連帯キャラバン、311甲状腺がん子ども支援ネットワークなどが発言。

 デモ行進は、渋谷と原宿の2コースで「再稼働反対」「再エネ転換」などとシュプレヒコールし、脱原発を訴えた。

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