
「解放新聞」(2026.7.05-3180)
【埼玉】 「部落探訪」削除埼玉第2次訴訟で6月17日午後、第1回口頭弁論が、さいたま市のさいたま地裁(第2民事部合議A係、篠原康治・裁判長)でおこなわれた。個人原告から2人が意見陳述し、被差別体験をとおして部落差別への怒りを表明。被告Mの差別動画が続く限り安心して暮らせない、第1次訴訟(3162号既報)が認めた程度の賠償額ではMはまた差別動画を続けるかもしれないと指摘し、憲法にもとづき、安心して暮らせるような判決を裁判所に求めた。
非公開の進行協議を挟み、次回の口頭弁論は11月4日。
被差別部落を動画などでインターネット上にさらす「部落探訪」(現・曲輪クエスト)。その埼玉県内全28記事の差し止め判決をかちとった第1次訴訟に続き、Mが追加してさらした県内全記事の差し止めと損害賠償を求めた裁判。昨年12月3日、個人9人と埼玉県連が原告となり、提訴した。
一方、Mは、自分の準備書面3を意見陳述として朗読。法廷を「原告側の政治的アピールの場」と語り、▽根拠のない不安で他人の表現を消そうとする▽排除されているのは被告、など、空虚な居直りに終始した。
片岡明幸・埼玉県連委員長は「悪質な行為を止める方法は、いまは裁判しかない。しかし、裁判で勝ってもMは止めない。差別を禁止する法律をつくらなければならない」と報告集会(さいたま市内の埼佛会館)で語り、裁判の完全勝利と「部落差別解消推進法」改正、埼玉県「条例」改正を訴えた。
報告集会には100人が結集。弁護士2人が報告し、個人原告から3人が決意表明。東京都連や県議会議員、埼玉人企連、県共闘、埼人教から連帯あいさつを受けた。小野寺一規・県連書記長の音頭で団結を固めた。

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