pagetop
NEWS & 主張
水平社宣言を世界遺産登録へ!めざすぞ京都集会
被差別者が書いた「宣言」
国内外の人びとに影響与える
「解放新聞」(2015.07.06-2721)
世界に「水平社宣言」の熱と光を
  【京都】「全国水平社宣言を世界記憶遺産登録へ!めざすぞ京都集会」を6月6日、京都市内の聞法会館でひらき、170人が参加した。「いま水平社宣言を記憶遺産に登録する意義を考える」をテーマにシンポジウムをもち、世界記憶遺産登録へ今後のとりくみを考えた。
  集会アピールでは「全国水平社創立宣言は第一に、差別を受ける人びとが、力を合わせ、世界で初めて自らの言葉で差別を商えた宣言」と強調し、「人間を尊敬するということこそが、幸せに生きていけるということを全世界に発信する意味があることを全体で確認しよう」とよぴかけた。
  シンポジウムでは水平社博物館の駒井忠之・館長をコーディネーターに、リバティおおさか館長の朝治武さん、静岡大学教授の黒川みどりさん、崇仁自治連合会の山内政夫さんが、それぞれの視点から、「全国水平社創立胃一言」と関連資料が生みだされた当時の社会背景や部落解放運動をはじめとする大衆運動などを説明。「宣言」が影響を与えたアイヌや朝鮮・白丁など国内外のマイノリティの運動にも着冒し発言した。この登録運動を機に、ムラの歴史・文化を見直すとりくみを、と提案した。
  オープニングでは京都府連女性部が水平社宣言を朗読。また地元で活動するFDFダンスサークルが「よき日のために」と題し、パフォーマンスを披露した。
  主催のめざそう水平社宣言を世界記憶遺産へ!.in京都集会実行委員会を代表しあいさつした松田国広・実行委員長は「世界記憶遺産登録へのとりくみを機に先人の歩みを多くの人に伝え広げよう」とよぴかけた。来賓として西川定彦・府民生活部長(山田啓二・府知事メッセージ代読)、寺井正・京都市文化市民局長(門川大作・市長メッセージ代読)も登録実現へオール京都でがんばろう、と決意をのべた。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)