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部落問題資料室
NEWS & 主張
「残死見舞」と脅迫続く
立花町連続差別ハガキ事件で
「解放新聞」(2006.10.09-2289)
 【福岡支局】立花町連続差別ハガキ事件で、盆明けの8月19日付でAさん本人宛に28通日の差別ハガキが送りつけられてきた。今度も残暑見舞ならぬ「残死見舞」と脅迫めいた内容で、確信犯とも取れる犯人にたいし、地元の人たちは怒りを表明している。県連は、連続する差別ハガキ事件の解決に向け、全力で闘う決意を新たにした。

28通日の差別ハガキが届く

 今回、Aさん本人に届いた差別ハガキは、これまでと同じ「(立花町)子ども育成会」を名乗り、「残死見舞 また正月に合いましょう」と書かれ、脅迫はもとより、つぎの犯行を予告している。こうした長期にわたる犯人の執拗さ、陰湿さに、地元では怒りの声が強まっている。
 この連続差別ハガキ事件 (本紙第2216号第2228号第2261号既報)は、立花町役場に勤務するAさんに部落出身を理由に辞職を迫り、さらには命をも脅かす悪質なもの。03年12月からはじまり、Aさんと同町社会教育課長宛に、これまで13回、28通の差別ハガキが送りつけられている。
 この事件にたいして町当局は昨年、悪質な差別事件として八女警察署をはじめ関係機関や団体と連携して犯人逮捕にとりくみ、また県段階では県教育委員会、福岡法務局、(財)県人権啓発情報センターで構成する「福岡県立花町差別はがき事件対策本部」を設置して(第2243号既報)、問題解決にとりくんでいる。しかし、いまだ犯人逮捕には結びついていない。

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